こんにちは!ビタミンラッシュ開発担当の白砂です。
今日は白髪染めと頭皮ダメージ、そして白髪染めで白髪が増えるのかというお話をしていきたいと思います。
私が染毛をやめた理由
現在の私は黒髪ですが、以前は美容室でブラン系のカラーで染めて明るい色にしていました。カラーをやめたきっかけは、薄毛・AGA専門のクリニックでの取材を担当し、クリニックのドクターから頭皮の老化の原因についてお話を聞いてからです。ちょうど30代後半のころでした。
髪の色を均等にするには、いったん黒い髪を白くしなければなりません。そのため、白髪染めを含むカラー剤の多くには色を抜くための成分として「過酸化水素」が入っています。そして、過酸化水素は活性酸素の一種です。
ドクターは「できれば染めない方がいい、私は染めない」とおっしゃっていました。
確かに、老化の原因と言われる「活性酸素」の1つである過酸化水素を頭皮と髪に頻繁に塗布している…と考えるとちょっとコワイですよね。活性酸素=老化の原因は、白髪だけでなく、頭皮環境の悪化や、薄毛にも影響があるのではないかとドクターはおっしゃっていました。この話を聞いてすぐ、私は染毛をやめました。
白髪染めで白髪が増えるってこと?
白髪染めが直接白髪を増やすということではありませんし、すべての白髪染めに過酸化水素が含まれるわけではありません。頻繁に過酸化水素を頭に浴びることで、老化を促進し、白髪が増えるリスクはありうそうだということ。また、活性酸素は白髪染め以外、例えば紫外線やストレスなどでも発生するので、「抗酸化」については常に意識していく必要がありますね。
私は30代後半で毛染めをやめて、化粧水での頭皮ケアを開始しました。もうすぐ50代になりますが、それでも2~3本しか白髪はありません。私は父と遺伝子が似ているのですが、父は40代後半でほぼ白髪になってしまったので…ドクターの話を聞いて、毛染めをやめてよかったなと考えてしまいます。
過酸化水素不使用の白髪染めについて
「脱色剤」が入っていないカラー剤については、過酸化水素フリーであることが多いです。すべての商品・カラー剤を調べたわけではないのですが、おおよそこんな配合になっています。
脱色剤 | 染毛剤 | 色もち | 手間 | ダメージ | |
一般的な白髪染め | 過酸化水素 | ジアミン | 1ヶ月~2ヶ月 | 楽 | × |
白髪染めトリートメント | なし | 塩基性染料 | 1~2週間 | 楽 | ◎ |
ヘナ | なし | ヘナ(ラウソン) | 1ヶ月~2ヶ月 | 大変 | ◎ |
白髪染めトリートメントとヘナに関しては、脱色しないので、黒い髪にはあまり色が入りません。
頭皮が弱い人はオーガニックのヘナ染めがおすすめですが、染めるのに時間と手間がかかります。数は少ないですが美容室でヘナ染めをやってくれるところがあるので、探すとよいかも。
白髪染めトリートメントは自宅でのセルフケアになります。数分で色が入るのですが、色落ちも早く、定期的に染める必要があります。自分で行うため、色ムラも起こりやすいですね。
また、よく美容室で見かける「オーガニックカラー」と呼ばれる優しい染毛剤ですが、美容師さんに話を聞いたところ、ジアミン不使用で天然成分で染めるもののようで、過酸化水素フリーではないそうです。中には過酸化水素が入っていないものもあるかも知れないので、美容室で確認してみてください。
白髪染めを頻繁にする人は、頭皮ケアで抗酸化対策を
美容室などで頻繁に白髪染めを行っている場合、過酸化水素で頭皮に活性酸素が発生してダメージを受けています。ビタミンCなど抗酸化成分を頭皮に届けて、ケアを行いましょう。ビタミンC以外にも、優秀な抗酸化力を持つ美容成分もたくさんあります。頭皮も顔や髪と同じように大切にしていきたいですね。